サックス界のプリンス鈴木央紹とユキアリマサ
Apfのデュオユニット1年間のUNAMAS LIVEからベストパフォーマンスをピックアップ。
2人の魂の交感が遺憾なく発揮。
DUET
ユキ・アリマサ(Apf) with 鈴木 央紹(Sax)
Arimasa Yuki (Apf) Hisatsugu Suzuki (Tsax)
UNAHQ-1003( UNAMAS Jazz )
ジャズ
HQM STOREより 96kHz/24bit ステレオ
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ユキアリマサは、UNAMAS JAZZからVOL01/VOL02をリリースしている原大力トリオのアル
バムでピアニストとしても活躍している。どの音量でも美しいピアノタッチとコードワーク、さらに
変拍子でスイングするリズム感にレコーディングしていてもパルスを打ち込まれるようだ。彼が2
008年8月からテナーサックスの鈴木央紹とデュエットのコンビを組んで演奏をスタートさせた。
その記念すべき第1回目の演奏は、ここUNAMASで8月12日に行われたのである。この初回を記
録すべくレコーディングを行ったが、自然体でありながら緊張感と立体的に融合した2人の会話
からは、このユニットの大きな可能性が感じられたセッションであった。テナーの鈴木央紹は、原
大力カルテットのメンバーとしてここUNAMASでたびたび演奏しているが、ピアニッシモであれ
激しい音であれ、繰り出されるフレーズは一音一音があいまいに終らず、まるで詩の朗読をサック
スで行っているかの様である。その後このデュエットには、耳のこえたファンも常連として聞きにく
るようになり、セッション後に当日の演奏についてコメントしてくれたりもする。「良い演奏は、瞬間
で消えるだけでなく記録として残そう」というポリシーでこのデュエットの演奏をレコーディングし
始め2009年の9月19日までのセッションから40数曲分を2人が聞き、納得のいく演奏として5
曲をセレクトしたのが本アルバムとなった。プロローグとエピローグはデュエットでもトリオでもユ
キが行うフリーインプロビゼーションでまさに一期一会の演奏である。他の3曲は、スタンダードで
あるが2人がどんな解釈をしたのかじっくり味わっていただきたい。
レコーディングは、ピアノが愛用のSANKEN CO-100KX2、サックスは古くて新しいリボンマイク
ROYER R-122 録音はマイクプリに透明で広帯域なRME OCTMIC-2からPYRAMIX
VER6.1へ96KHz-24bit録音しミキシングとマスタリングまで鮮度を保っている。電源は、アース
からのノイズの影響を排除するための新兵器「サウンドナイト」で立ち上がりの良いサウンドを維
持している。
2人の個性が穏やかに、時に激しく対話したセッションを捉えた初ドキュメントとして完成した本
作をマスター品質でお届けできるのは制作者としても大変嬉しい時代がきたと認識している。
Mick Sawaguchi UNAMAS-JAZZ 2010-08
□曲目
[1] PROLOGUE
[2] GOODBYE
[3] ALL THE THINGS YOU ARE
[4] JUST FRIENDS
[5] EPILOGUE
□演奏者
ユキ アリマサ
鈴木 央紹(すずきひさつぐ)
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